ECサイト運営をする上で、受注・在庫・商品などの管理業務は必須事項です。しかし、そればかりに時間を割くというのは、効率的なECサイト運営を阻害する要因ともなり得ます。管理業務の時間を減らすために管理情報の一元化を進めるべきなのですが、一元管理の
データベースを作ることでどのようなメリットが生じるのでしょうか?何も考えずに膨大な情報をただ入出力するだけでは、また余計な手間を増やす事態になりかねません。本記事では、管理情報のデータベースを作る意味を説明していきたいと思います。
ECサイトにおける一元管理とは
ECサイト運営で一元化すべき管理業務は、受注管理、在庫管理、商品情報などが挙げられます。複数モールで商売を展開している経営者の中には、管理業務の手間とそれによって発生する人件費の削減のために導入している人も少なくありません。とは言え、ECサイトの運営に合ったサービスを使い、一元管理をすることが非常に重要になります。データベース化には、初期費用に加え、サーバー管理やセキュリティ対策などにかかるコストも考慮しなければなりません。しかも導入してからは容易にシステム変更が出来ません。自分は今どういった業務にタイムロスを感じていて、どの業務に関する情報を統合したほうが良いのか、そのあたりをじっくり検討してからの導入をお勧めします。
データベースによる一元管理のメリット
・定型業務の効率化
住所や氏名がデータベースに含まれる場合、伝票作成ソフトなどを経由してデータベースを参照すれば、わざわざ個人情報を入力しなくても印刷出来るようになります。誤った情報入力によるミスも防ぐことが出来ます。その結果、商品発送や在庫管理などに適切な人員配置が可能になるため、規模の大きなECサイトでも効率的な運用をする事が出来ます。また、商品情報管理もデータベース化によって、複数モール間で簡単に反映できるので、実店舗で売れ筋の商品をECサイトやカタログに掲載することも可能になります。
・情報の共有
従来は個別に管理していた管理情報をデータベースに組み込み、一括管理することで、社員同士による情報共有がスムーズになります。例えば、過去に発生したトラブルの事例を検索することで、トラブルを未然に防ぐことができます。万が一、トラブルが発生してしまっても、事態の収束へ向けてスムーズな対処が可能になるでしょう。一元管理のデータベース化は「転ばぬ先の杖」の役割も果たします。
・情報の分析
受注や商品発送状況など、その都度データベースを更新しておけば、他のソフトから状況を適確に把握することができ、またデータベースの中から一定条件を満たす検索も可能です。顧客の購入履歴や属性分析が可能なので、データベースから売れ筋商品を把握し、マーケティング戦略を練ることも容易になります。それを発展させれば、Amazonのように個別にオススメ商品を提案することも可能になっていきます。より高度なサービスを提供することで、顧客満足度の向上にも繋がります。
他にも、データベースによるメリットには、下記のような多くのメリットがあります。
・様々なデータを関連づけて管理することが可能
・一元管理による情報フォーマットの統一によるデータの整合性の確保
・管理情報にアクセスする人間を特定できるので、情報の機密性を確保しやすくなる
まとめ
以上のように、一元管理のデータベースを作ることのメリットは非常に大きいものです。
しかし、データベースの膨大な情報は効率的な管理がなされてこそ、その真価を発揮します。どんな情報でもデータベースに組み込もうとすると、複雑化し、一元管理のメリットを殺してしまいます。用途に応じた一元管理サービスを使って、効率的なECサイト運営を目指しましょう。
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