ECサイトにおける "物流" には、大きく二つの側面があります。
一つは実店舗と同じ「商品の動き」。もう一つは「接客」です。
物流の2つの意味と効果を理解し、自分のサイトにあった形で使いこなすことは、ECサイトの売上アップに必要不可欠です。では、ECサイトの物流が抱えている課題は何でしょうか?
もちろん課題は、店舗で扱っている商品や実店舗の有無、スタッフ数などの運営状況で異なりますが、ここではどんなECサイトでも潜在的に抱えざるを得ない課題を、4つにポイントを絞って考えます。
「うちの店はここはクリアできている」「ここが課題だ」というポイントが出てくるはずです。是非店舗運営にいかして、売上アップにつなげてください!
EC物流の抱える課題 1. 在庫管理
ECサイトでは、複数のモールに出店している場合もあると思います。
複数のお店で同一の商品を販売するため、一番心配なのは売り越しです。
1つのお店で受注があるたびに他の店舗の在庫を調整していては大変ですので、複数のお店の在庫を同時に、自動で管理できる物流システムが必要になってきます。また、実店舗もある場合は、実店舗の在庫とECの在庫が連動するような物流システムを選ぶ必要があります。
EC物流の抱える課題 2. 受注管理
在庫管理と同じく、複数の店を持っていると受注管理も複雑になってきます。それぞれのモールから受注メールが届きますし、送信する場合も各モールごとに送信しなければなりません。
一歩間違えば誤納品、クレームにつながるため、受注管理が複雑になる前の対策が必要です。
EC物流の抱える課題 3. 複数のモールでの商品管理
複数のモールに出店している場合、モールごとにイベントやセールが行われ、そのたびに商品情報の編集作業をすることになります。商品の数が多い場合、編集にかなりの時間を費やすことになります。
EC物流の抱える課題 4. 接客
ECサイトは購入者にいつどこでも買い物が出来る、便利さを提供しています。
サイト運営者にとっても、実店舗をもつ必要がない、人件費を削減できるといったメリットがあります。
その一方で、細かな顧客対応が難しい、融通が利かないというECならではの課題も抱えています。
例えば、ECサイトのテンプレートは年齢性別にかかわらず誰が見ても好ましく思ってもらえるよう、シンプルで無難なデザインになりがちです。そのためどんな購入者でも同じ対応・見せ方になってしまい、実店舗であれば可能な「新規客とリピーター」「年齢や性別」を見きわめて対応を変え、顧客を増やしていくという接客の流れを作ることが難しくなります。
おわりに
以上が、EC物流の抱える4つの課題です。
これらの課題は、物流システムのソフトを導入することで、そのほとんどを改善することができます。
1から3の課題を抱えている運営者は、ソフト導入によってかなりの労力を軽減することができます。
人件費を削ることも可能ですし、今までそれらにかけていた時間で他の仕事がサクサク進むはずです。
しかし実は、これらの課題は、4の課題と同じ「接客」の一部でもあります。
誤納品や売り越しを防ぎ、受注から発送までの流れをスムーズに行うことは、人件費削減や業務効率化だけではなく、ECサイトにおける「接客」です。ミスなく、ロスなく商品を運ぶことで、お客様に丁寧に迅速に商品をお届けすることができます。
よりよい接客はECサイトの信頼を築きます。ECサイトも、実店舗の運営と同じです!
物流の課題を解決することで、ショップの信頼を更に深め、売上アップにつなげてみてください。
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