４つのステップでネットショップ開業へ

ここでは大きく４つの段階に分けて、ネットショップ開業方法を紹介します。もちろん、ネットショップ開業はそれほど単純で簡単なものではありません。 ここで紹介するのは、必要最低限の手順です。まずは基本をしっかり確認し、ネットショップを成功させましょう。

【開業ステップ1】どんな商品を扱うか

言うまでもありませんが、何よりも大事なのは、ネットショップで何を販売するかです。自分が自信をもって勧められる商品にしましょう。ネットショップを始めたいという方のほとんどは、もうすでにある程度、売りたい商品を決めていると思います。問題はその次です。

販売したい商品によっては、市役所などから許可が必要な場合があります。医薬品、食品、酒類などです。さらに、輸入品販売であれば、より手続きが複雑になります。まずは自分の販売したい商品に許可が必要かどうかを確認し、あまりにも手続きが煩雑な場合は、代行業者に依頼しましょう。

【開業ステップ2】仕入れルート確保

次に商品の仕入れです。商品の仕入れは、大まかに分けて3つのルートがあります。

まず、製造元、商社などの仲介業者から仕入れる方法です。このルートは、契約が結べれば安く商品を仕入れることができますが、個人では契約が結びにくいです。場合によっては、契約に辿り着くまで、時間が掛かるかもしれません。

次に小売業者からの仕入れです。こちらは、比較的契約を結びやすいですが、仲介料などで商品に手数料が上乗せされているので、仕入れ値が高くなります。つまり、利益が低くなるということです。しかし、セット販売など販売方法の工夫や、数量を多く売れれば、利益は確保できます。

最後に、リサイクル商材など、消費者から商品を仕入れるルートがあります。消費者からの買値と売値をうまく調節できれば、一定の売上は得られるでしょう。しかし、在庫管理が難しいです。時と場合によって品薄になったりするので、注意が必要です。

これら3つのルートが主な仕入れ先ですが、展示会やセミナーなどに積極的に参加するなど、アンテナを張り巡らしていると、独自の仕入れルートが確保できます。粘り強くやることが大切です。

【開業ステップ3】価格を決める

3つ目のステップは、価格です。もちろん価格は、扱う商品によって決まります。競合他社の売値、ネットショップ全体での相場価格を考慮してください。 仕入れ値との関係もあるので、あまり安い値段を付けすぎると赤字になります。自分の商品にあった価格を見つけ出しましょう。 また、価格は一律でなくても大丈夫です。セット価格、初回特別割引など、値段が低くても、長期的に考えると利益が増えたりする場合もあります。他のショップを参考にし、長期的視野で価格を決めていくことが大事です。

【開業ステップ4】準備する機材、ソフト

最後に準備として、パソコン・デジカメ・プリンタなどの機材と、在庫管理などをするソフトが必要です。

デジカメは、商品の細かい部分まで撮影できる画素数、ズーム倍率が高いものを選びましょう。プリンタは、宅配の送付状などを印刷できるドットプリンタがあると便利です。

ネットショップ開業のためのソフトは、店舗作成ソフト、画像加工ソフト、ウイルス対策ソフトなどが必要です。無料で利用できるソフトもたくさんありますが、少しでも質の高いショップを作るために、有料のものを使った方がいいでしょう。

また、Yahooや楽天、Amazonなどで小口出店をすることもできるので、ソフトを揃えるのが面倒臭いという方は、手始めに利用してみるのも手です。本格的にネットショップを運営したいという方は、後々ソフトを揃えていくといいでしょう。

大変だけど楽しいネットショップ開業

ここまで、４つのステップでネットショップ開業を案内してきました。 見てもらうと分かるように、ネットショップ立ち上げのために、自分で決めなければいけないことがたくさんあります。逆に全てのことが、自分で決められるということです。

中でも、ソフト選びは大変です。どのソフトが信頼できるのか、初めての方には判断が難しいかもしれません。

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